先輩!
L880kコペンのプラグを換えたいんですけど、
難しいですか?
工具の準備と
手順さえ分かってしまえば、
割と簡単な作業だよ!
本当ですか?!
ちょっと教えてもらっても
いいですか?
良いよ!
じゃあ、実際に交換したので
その様子を見ていこうか。
と言うわけで、コペンL880kのプラグ交換の手順を画像付きでご紹介します。
今回はNGKのイリジウムプラグ番手7番への交換をしたので、スポーツECUに交換する方にも参考になると思います。
スポーツECU交換のやり方は、こちらの記事でご紹介しています。
⇒コペンL880k DスポーツECUへの交換方法!画像付きで詳しく解説
LA400と比べると若干手順は増えますが、基本的にやることは同じですので作業的にはそう難しくはありません。
LA400のプラグ交換は以下の記事でご紹介しています。
⇒コペンLA400のプラグ交換手順!L880と比べてやりやすいよ
作業難易度: (2 / 5)
作業時間:約1時間弱
ではまず準備するものから見ていきましょう。
コぺンL880kプラグ交換に必要な工具
コペンL880kのプラグ交換に必要なものは以下の通りです。
プラグは純正なら熱価6番、ECU交換予定なら7番を選びましょう。
型番はBKR7EIX-Pです。
ECUがノーマルなら6番で十分です。
ちなみに熱価というのはプラグの放熱性能のことです。
この数値が大きいほど放熱性能が上がります。
- プラグレンチ(マグネットタイプ)
- 10mmラチェットレンチ
- ウォーターポンププライヤー(ペンチやラジオペンチでも可)
- マグネットトレイ(あると便利)
- 軍手
- 段ボールなど部品を置くもの
用意する工具はたったこれだけです。
プラグレンチはそう高いものではないので、工具箱に1つは持っておきたいアイテムです。
安いタイプはマグネット付きでないので、プラグが上手く上がってこない可能性があるので避けましょう。
ラチェットレンチは車いじりの基本工具となりますので、持っていない方は揃えておきましょう。
ウォーターポンププライヤーは、ホースバンドを外すのに使います。
ペンチやラジオペンチでも代用可能ですので、無理に買う必要はありません。
外したネジを無くさないためにも、DIYの必需品です。
では工具が揃ったところで、早速作業に入っていきましょう。
コペンL880kプラグ交換の手順
L880kの場合、プラグを換えるのに邪魔なものがあるので、それを外すことから始めます。
エンジンカバーが付いている方は、先にエンジンカバーを外してくださいね。
左右の10mmボルトと、真ん中のゴムジョイントで固定されているだけですので簡単に外せます。
えっ?!
すぐに交換できないんですか?
そうなんだ。
L880kはプラグの上に
配管が配置されているため
まずは配管を外す必要が
あるんだよ。
【コペンL880kプラグ交換手順】
- 黒い配管とブローオフバルブを外す
- イグニッションコイルを外し、古いプラグを外す
- 新しいプラグをセットする
- 黒い配管とブローオフバルブを戻す
それでは順番に見ていきましょう。
1.黒い配管とブローオフバルブを外す
画像の赤い枠の部分が邪魔で、プラグを外すことが出来ません。
まずは配管とブローオフバルブを外していきます。
黒い配管に付いているホースクリップを、ウォーターポンププライヤーで挟んで位置をずらしてホースが外れるようにします。
ホースクランプをずらしたら、抜けるホースは抜いておきます。
抜けないホースは無理に外そうとせず、そのままにしておいてください。
全部で4カ所あります。
黒い配管は、赤丸の2か所の10mmのボルトで止まっています。
ここのボルトをラチェットレンチを使って外します。
すると画像のように黒い配管が自由に動かせるので、これで外れなかったホースも外しやすくなります。
ホースは全部で4つありますので、全て外してください。
これが外した黒い配管です。
また使いますので段ボールなどの上に置いておきます。
社外のブローオフバルブを装着している方は、邪魔になるのでこれも外してしまいます。
10mmの固定ナット1本を外して、ホースを抜いてください。
ブローオフバルブがノーマルの方は取り外す必要はなくて、黒い配管を上方向に移動しておけば作業が出来ます。
順番に見ていけば
そんなに難しくないですね。
その通り!
一見難しそうに感じるけど、
やってみると初めてでも
多分出来ると思うよ。
2.イグニッションコイルを外し、古いプラグを外す
ようやくイグニッションコイル(白いカプラーが刺さっている部品)が外せるようになりましたので、ここからは一般的なプラグ交換と一緒の手順になります。
このように白いカプラーは横に爪があります。
細いマイナスドライバーなどを差し込んで外側に開くと、割と簡単に外れます。
カプラーを4つ外したら、イグニッションコイルを抜いていきます。
赤い矢印の10mmのボルトで固定されていますので、4つ全て外します。
ボルトが外れたら上に引き抜くことが出来るようになるので、4本全て抜いてしまいます。
こちらもダンボールなどの上に順番通りに並べておきます。
これでようやくプラグへのアクセスが出来るようになりました。
奥に見えるのがプラグです。
ここにT字型の16mmのプラグレンチを差し込んで、古いプラグを抜いていきます。
ポイントとしては、最初にプラグレンチをしっかり奥まで差し込むこと。
ちゃんとハマっていないと、空回りしてプラグが外れませんので注意しましょう。
反時計回りに回すと外れます。
マグネットタイプなので、レンチを抜くとこのようにプラグがくっ付いてきます。
左が古いプラグ、右が新しいプラグです。
今回、納車時にプラグは新品に交換してあったので、劣化はほとんどしていません。
3.新しいプラグをセットする
新しいプラグをプラグレンチにセットして、今度は時計回り(右回り)に回してプラグをセットします。
ある程度回すと止まる位置があります。
ここから90度増し締めして完了です。
これでプラグ内のガスケットが潰れて密閉されます。
締め過ぎるとガスケットが潰れすぎてしまうので、1/2回転(約90度)で締め込みます。
プラグの点検などで元に戻す場合は、1/12(約15度)で締め込めばOKです。
4本ともプラグのセットが終わったら、イグニッションコイルを元に戻していきます。
4.黒い配管とブローオフバルブを戻す
先ほどの逆の手順でホースを取り付けてからホースクランプで固定し、その後黒い配管を固定します。
ブローオフバルブも同じように取り付けます。
作業前に写メを撮っておくと、ホースの接続忘れなどを防げるのでおすすめです。
ありがとうございました。
なるほど~。
こうやって順を追って見ていくと、
確かに出来そうな気がしてきました♪
それは良かった!
プラグ交換は一見敷居が高そうだけど
やることは簡単なので
ぜひチャレンジしてみてね!
プラグ交換の目安の期間は?
コペンなどの軽自動車の場合、一般的なプラグの寿命は7,000kmごとです。
今回取り付けたBKR7EIX-Pという商品は高寿命タイプで約10,000kmごとの交換目安です。
品番の最後にPやIがあるものは長寿命タイプなんです。
年間10,000km走る方は、1年点検ごとに交換すれば問題ありません。
距離を走らない方は車検ごとの交換で問題ないでしょう。
まとめ:コペンL880kプラグ交換の手順!必要な工具と注意点を解説します
コペンL880kのプラグ交換は、邪魔な部品を外す手間はありますが、その後は通常通りのプラグ交換と同じです。
工具をしっかり揃えてプラグを締め込みすぎないようにだけ注意すれば、初心者でも出来る作業です。
それでも心配な方は、無理せず専門店で交換するようにしてくださいね。
でも自分でメンテナンスし始めると、さらにコペン愛が深まりますよ!
記事を見ながら作業にチャレンジしてくれる人が1人でも増えたら嬉しいです。
Dスポーツの動画が分かりやすいので置いておきますね。
【参考】
⇒L880kブーストメーターの取り付け!デフィRacerGageN2で解説
⇒L880kのエアフィルターの交換方法!エアクリボックスの穴開け加工も
コメント