コペキチ(@copenl880silver)です。
コペン乗りの永遠のテーマ。
それはクローズ状態での屋根からのガタガタ音・コトコト音との闘い(笑)
その原因はいくつかあるのですが、今回はルーフロックの調整で解消する方法をお伝えしたいと思います。
覚えてしまえばめっちゃ簡単ですので、ぜひ覚えておきましょう!
作業時間:約10分
作業難易度: (1 / 5)
それでは早速、ルーフロックの調整に必要なものからお伝えします。
コペンのルーフロックの調整に必要なもの
まずは取り付けに必要な道具を揃えていきましょう。
- トルクスレンチ30
- マグネットトレイ(あると便利)
- 10mmスパナ
トルクスレンチは車載のものでも良いのですが、柄が長い方が使いやすいです。
外したトルクスネジはマグネットトレイに置いておくと紛失を防げます。
10mmのスパナもあった方がやりやすいです。
では、準備が整ったので作業に入っていきましょう。
コペンのルーフロックの調整手順
この調整方法は、L880・LA400共通です。
まずは車を平らなところに停めてエンジンを切っておきます。
では、作業手順を確認します。
- ルーフを少し開ける
- ルーフロックのネジを緩める
- ルーフを締める
- ルーフロックのネジを締める
それでは順番に見ていきましょう。
1.ルーフを少し開ける
コペンのエンジンを掛けて、ルーフロックを解除し半分オープンにします。
全開にする必要はありません。
オープンにしたらエンジンはひとまず切ります。
そしてもし、ルーフの凸部に指サックなどをはめているのであれば外しておきます。
ルーフ凸部とは上の矢印部分のことです。
よくここに指サックやボルトキャップをはめて異音対策する方がいますが、それほど意味はないのでこの際外してしまいましょう。
ただ単にルーフ間の隙間を増やして異音の発生を抑えているだけなので、根本的な解決になりません。
次にルーフ側の微調整ネジをセンターにしておきます。
下の矢印のカバーを下側に押すと、中の調整ネジが回るせるようになります。
センターには黄色いマーカーが引いてありますので、そこが裏側から見て真ん中にくるようにします。
このような状態がセンターになります。
助手席側も同じようにセンターにしておいて下さい。
センターにしたら、カバーを戻して準備OKとなります!
2.ルーフロックのネジを緩める
次にルーフロックのネジを2本、トルクスレンチで緩めます。
トルクスレンチのサイズは30です。
ネジを3本全て緩めたら、ルーフロックを一番手前まで持ってきます。
そうすると画像のようにルーフとわずかに隙間が空きます。
この位置で仮締めします。
この時の仮締めする具合ですが、ルーフロックを手で軽く押して動かない程度です。
だけど力を入れると動くくらいに調整しておきます。
緩すぎずきつ過ぎずくらいで止めて下さい。
ここがポイントになります。
この目的としては、この後ルーフを締めた時に自然に良い位置にルーフロックが動くことです。
3.ルーフを締める
再びエンジンをかけてルーフを締めます。
この時一度画像の辺りでルーフを止めて、一度少し開ける方向に動かします。
そして今度はルーフに手を当てながら、ゆっくり閉めて下さい。
理由はそのまま閉めてしまうと、結構な勢いでルーフが閉まるからです。
あまり勢いが強いと、正規の位置ではないところで止まる可能性が出てきます。
ですので、ゆっくり閉めることを意識しながらやってみて下さい。
先程緩めたルーフロックがルーフに押されて、良い位置で止まります。
これが自然で無理のない理想の位置となります。
この時はまだロックは掛けません。
4.ルーフロックのネジを締める
この状態でルーフロックのネジを2本締めします。
締め過ぎるとネジがねじ切れてしまう恐れがありますので、絞めていって止まったところからもう一段階締めるくらいでOKです。
これでルーフロック側の位置調整が終わりました。
そしてルーフロックすれば終了です。
この状態で、ルーフロックは適正な位置に合わせることが出来ています。
ルーフ側が現在どんな状況であろうと、この方法でリセットできます。
ですから指サックもこの際外してしまいましょう。
ナビを付けたりドラレコを付けたりする時に、ルーフロックを取り外す機会があると思います。
そんな時にこの調整方法が役に立ちます。
後は走行距離が進んでくると、ルーフロックの位置がズレてきて、ガタガタ音やコトコト音がすることがあります。
そういう時にもこの方法を試してみて下さい。
これで直る、もしくは改善される可能性があります。
うちのコペンも
この調整方法で
異音が減少しました。
コペンのルーフ調整をやっても異音がする場合の微調整
上記のやり方で調整して試走してみて下さい。
異音が無くなっていれば問題ないのですが、それでも異音が消えない場合があります。
その時は、先ほど少しお話ししたルーフ側の調整ネジを使って微調整します。
微調整と言っても、
やり方はとても簡単です。
ルーフは閉じたままルーフロックを解除し、カバーを外して中の調整ネジを回します。
この時走行中に左右どちらから異音がしているか、把握しておく必要があります。
運転席側なら右側だけ、助手席側なら左側だけ調整します。
調整ネジは手でも回りますが、10mmのスパナがあった方が簡単に回せます。
この調整ネジを左右に回すことによって、フロントガラス面とルーフ面の接地面を微調整することが出来るんです。
まずは左に1メモリ動かして試走します。
異音が消えたら終わり。
消えなかったらさらに1メモリ動かします。
それでもダメなら、今度はセンターに戻してそこから逆方向に1メモリ動かして下さい。
異音が消えなかったらさらにもう1メモリ動かします。
調整ネジは、左右どちらも最大2メモリくらいしか動かしません。
こちらの動画が分かりやすいと思います。
ちなみに僕のローブは運転席側・助手席側共に左方向に1メモリで異音が消えました。
しかしガタガタ音やカタカタ音が消えたら、今度はキュッキュッ音が気になるようになる場合があります。
その場合は、掃除とグリスアップで解決出来ますので、ついでにご紹介しておきますね。
コペンのルーフ周りのグリスアップ
用意するものは、バケツと中性洗剤とマイクロファイバータオルです。
バケツに水を約5L入れて中性洗剤を2~3滴入れて、手で良く混ぜておきます。
マイクロファイバータオルは何でも構いません。
マイクロファイバータオルをバケツに入れて、良く水気を絞っておきます。
まずはトランクを開けて、後ろ側から拭いていきます。
ご覧のように、結構汚れが溜まっています。
洗車していても、なかなかここまで掃除することは無いので、僕もあまりの汚さに驚きました。
このようにウエスを使ってゴム部分を掃除していきます。
すぐにウエスが真っ黒になるので、こまめにバケツで洗いながら進めていきます。
フロントウィンドウのゴムも同じように掃除します。
キレイになったらシリコーングリースを塗っていきます。
今回使用したのはコチラ。
AZシリコーングリース50gです。
スプレータイプもありますが、チューブタイプの方が耐久性が高いので、この商品にしました。
このように、指で少しずつ乗せていきます。
手が届く範囲に乗せたら、指で馴染ませて下さい。
結構白っぽくなりますが、根気よく馴染ませていけば目立たなくなります。
リアも同様ですね。
LA400は、サイド部分もやっておきます。
こういうゴム部分がキュッキュッ音の原因となっていますので、シリコーングリースでゴムを保護することで異音の解消になります。
僕もこの方法でキュッキュッ音が消えました。
今回ご紹介した方法を全て行うと、コペンのクローズド状態でのルーフの異音はほぼ解消されます。
それほどお金もかからず出来ますので、ぜひチャレンジしてみて下さい。
この方法はコチラの動画を参考にさせていただきました。
今回はLA400を例にご紹介しましたが、L880もやり方は同様です。
まとめ
今回は、コペンのルーフのガタガタ音・カタカタ音対策として、ルーフの調整方法をお伝えしました。
得にDIYでコペンをいじる方は、覚えておいて損はないと思います。
あのガタガタ音やコトコト音が無くなるだけで、めちゃめちゃ気持ち良く走れるようになりますよ!
また最近コペンに乗り始めたコペン初心者の方も、この方法は覚えておいて欲しいです。
工具も2つだけですし、1度やったらすぐ覚えると思います。
オープンカーですので、走るとそれだけ色んな箇所がズレていきます。
それを定期的に調整することで、ガタガタ音・カタカタ音を軽減させることが出来ます。
ぜひ参考にしながら取り付けにチャレンジしてみて下さい!
ルーフ調整はディーラーさんでも直せない場合がありますので、ご自分でメンテ出来るように練習しましょう。
コペンは自分でいじると愛着が増しますよ(^^♪
それでも異音が解決しない時は、こちらの記事もご覧ください。
⇒コペンのルーフの異音を消すには?LA400を例に画像付きでご紹介
コペンでツーリングに行かれる方はぜひ参考にしてみて下さい。
⇒コペンで富士山ツーリングに参加してきました!富士市から河口湖へ
それでは良いコペンライフを!
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