コペキチ(@copenl880silver)です。
僕は普段、通勤で赤のローブに乗っています。
銀コぺ(L880)の方はほぼ嫁さんが乗っているので、必然的にそうなっているんです。
でね、ほぼ毎日通勤で乗っているからこそ、コペンの持病でもあるルーフの異音が気になるようになってきたんです。
ルーフロックのところではなく、頭上でカタカタ音が鳴る感じです。
これがずっと頭上で鳴っているので、本当にうっとおしかったんですよ。
今回その異音を解決出来たので、やり方をご紹介したいと思います。
作業時間:約2時間
作業難易度: (2 / 5)
それでは早速、異音対策に必要なものからお伝えします。
コペンのルーフの異音対策に必要なもの
まずは必要な道具を揃えていきましょう。
- 内張りはがし
- クリップ外し
- トルクスレンチ30
- エプトシーラー(5㎜×15㎜×10m)
- はさみ
- マグネットトレイ
必ず必要なのが、エプトシーラーと呼ばれるサッシ用パッキンです。
念のため2セット持っていた方が安心して作業出来ます。
10mありますが、意外と貼る部分が多いので使い切ってしまいます。
もうコペン乗りだったら、トルクスレンチは必須アイテムですね。
柄が長い方が力が入るので使いやすいです。
クリップ外しは無くても出来ますが、あった方が簡単にクリップが外せます。
マグネットトレイは外したネジの紛失を防ぐのに役立ちます。
高いものでも無いので、1つ持っておくと便利ですよ!
では、準備が整ったので作業に入っていきましょう。
コペンのルーフの異音を消す手順をLA400を例に画像付きでご紹介
では、作業手順を確認します。
- ルーフサイドパネルを外す
- ルーフサイドパネルにエプトシーラーを貼る
- ルーフサイドパネルを元に戻す
それでは順番に見ていきましょう。
1.ルーフサイドパネルを外す
僕のコペンの場合、ルーフサイドパネルの矢印の部分辺りから音が聞こえていました。
調べてみると、コペンではメジャーなトラブルのようです。
なので、このルーフサイドパネルを左右共に外していきます。
ルーフロックのネジと、後はクリップ2個で止まっているだけですので簡単に外すことが出来ます。
まずはルーフロック部の3か所のネジを、30サイズのルクスレンチで外します。
ここは最後の1本のネジを外す時は、ルーフロック本体を片手で支えながら外すのがコツです。
支えていないと落下してしまうので、必ず片方の手で支えながら行いましょう。
特に外す順番は決まっていませんが、僕は先に前の2つを外してから後ろの1個を外しました。
このように簡単に外れます。
この時ネジを紛失しないように、マグネットトレーがあると便利です。
ルーフロックを外しても、ルーフサイドパネルは落ちてきません。
ルーフロックを外したら、後はルーフサイドパネルに手をかけて外していきます。
前の方から手を入れて下にずらしてやると外れます。
手でも外れますが、心配な方は内張りはがしを差し込んで下さい。
クリップは2カ所あります。
クリップさえ外れてしまえば、後は引っ張るだけで外れてきます。
外すとこのようになっています。
ひとまずルーフサイドパネルを部屋に持ち帰り、エプトシーラーを貼ります。
クリップの場所は、次の工程の画像をご覧下さい。
2.ルーフサイドパネルにエプトシーラーを貼る
画像の白い部分がクリップになります。
僕はこのパネルを見た時驚きました。
何、このチープな造りは、、、。
これじゃあ異音がしても仕方ないじゃん!
申し訳程度に何かついてましたが、意味ないと思います。
異音の原因は、このルーフサイドパネルと屋根の干渉によるものです。
なので、そこに緩衝材であるエプトシーラーを貼り付けることで、異音の発生源を無くすことが出来るのです。
まずは角の部分に端を貼って、テープを引きながら貼っていきます。
片方の手でエプトシーラーを抑えながら片方の手でテープを引っ張っていきます。
貼る場所は画像を参考に貼ってみて下さい。
クリップの根元にも1周くるっと巻いています。
これは先人たちがここに巻いていたので、マネさせてもらいました。
これを左右共に行います。
ここまでくればもう終わったようなものです。
3.ルーフサイドパネル元に戻す
パネルを戻すのは簡単で、クリップを押し込みゴムをはめ直すだけです。
画像のように指をゴムの一部に掛けたら、すっと横に指を移動させていけばゴムがしっかり元の位置に収まります。
ルーフロックを戻す時は、受け側のくぼみに突起部分を当てながらネジを締め込みます。
ルーフ調整に関しては、こちらの記事でまとめてあります。
⇒コペンルーフロックの調整方法は?屋根のコトコト音ガタガタ音の解消
試しにこの状態で試走してみたんです。
そしたら見事に、頭上で鳴っていた異音がピタリとやみました。
これは効果ありだと思うので、頭上からの異音が気になる方はやってみて下さい。
ところがその音が無くなると、今度はリア側からの音が気になるようになりました。
これまでルーフの異音にかき消されていた音が、異音が解消されたため目立つようになったんでしょうね。
そこで追加でリア側の方もやってみることにしました。
コペンLA400のリア側の異音対策
まずはリア内装パネルを外すので、トリムボードの取り外しから行います。
Φ9プッシュクリップ4つで止まっているだけですので、クリップ外しで外していきます。
無くさないように慎重に作業しましょう。
僕は1個紛失してしまいました。
次に作業しやすいように、半オープンの状態で止めます。
閉じたままだと手が入りません。
そしてトリムボードを取り外してしまいます。
そして助手席の上にでも置いておきます。
次のリアの内装パネル4点を外していきます。
この時嚙合わせがあるので、まずは上下のパネルから外します。
このパネルは7カ所のクリップだけで止まっているので、指を入れていけば簡単に外れます。
上が外れたら次は下側です。
下側もクリップだけですので、徐々にクリップを外しながら上方向に引き抜きます。
トリムボード固定用金具が出っ張っていますので、ここで傷を付けないように慎重に作業しましょう。
残りは左右のパネルですが、これもクリップのみですので手で簡単に外れます。
全て取り外すとこうなっています。
こちらも鉄板とパネルの間に緩衝材はなく、そりゃ音が鳴るわなって造りでした。
こういう部分を、メーカー側でもう少し工夫して欲しいですね。
後は先程同様、内装パネルにエプトシーラーを貼って元に戻すだけです。
画像貼っておくので、貼る位置は画像を見て判断して下さい。
基本的に出っ張っているところに貼ります。
このようにパネルの裏側の出っ張っているところと、周りの淵に貼ります。
クリップ周りも貼っておきます。
【上側】
【下側】
【横側】
【全体像】
ここまで来たら、後はパネルを戻すだけです。
今度は外す時と逆で左右からはめていきます。
クリップの位置を合わせて押し込めばハマります。
反対側も同じように戻していきます。
次に下側を戻します。
ここでちょっと気になったのが、上側のパネル裏の配線。
純正の配線だけど、固定する間隔が広すぎてたるんでしまっています。
これも走行中の異音につながりそうだったんで、エプトシーラーで固定しておきました。
これを4カ所行いました。
そして最後に上側のパネルを戻して、トリムボードを戻せば完成です。
この状態で試走した結果
異音は軽減されましたが、
今度はゴムのキュッキュッという音が
気になるようになりました。
1つ音が消えたら、また別の音が気になるんですよね。
まぁ、オープンカーなので異音は付き物ですが、少しでも快適に乗れるようにこれからも工夫してみます。
L880もやることはほぼ一緒なので、やってみて下さいね!
ゴムの音に関しては、また次回作業します。
まとめ
今回は、コペンのルーフの異音問題に取り組んでみました。
オープンで走る時は音しないんで良いのですが、クローズで走る時に異音がしていては気持ち良く走れませんよね。
エプトシーラーは10mで1,000円もしないんで、ぜひやってみて下さい。
ホームセンターだと5mの物しか無かったり材質が違ったりしますの、Amazonだと確実に買えると思います。
ぜひ参考にしながら異音解消にチャレンジしてみて下さい!
コペンは自分でいじると愛着が増しますよ(^^♪
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それでは良いコペンライフを!
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