コペキチ(@copenl880silver)です。
L880kのコペンを購入した時から、1回もエアフィルターを交換してなかったので交換してみました。
むき出しタイプではなく、純正交換タイプです。
僕が今回選んだのは、ブリッツのサスパワーエアフィルターLMです。
どうせ換えるなら、社外品の方が吸気効率が上がるかなと思い選びました。
作業時間:約10分
作業難易度: (1 / 5)
この記事では、L880kのエアフィルターの交換方法と、ついでに作業したエアクリボックスの穴開け加工の作業手順をお届けします。
上の作業時間は、エアフィルター効果のみの時間です。
エアクリボックスの穴開け加工までやると、1時間弱掛かります。
それではまず、エアフィルターの交換方法からご紹介しますね。
L880kエアフィルターの交換方法!
L880kのエアクリーナーは、右のヘッドライト横に見えている箱みたいなやつです。
通称エアクリボックス(エアクリーナーボックス)と言われています。
フィルターの交換のみであれば、エアクリボックスのフタを開けて中身を入れ替えるだけです。
外すのは、
- カプラー1つ
- 固定金具2つ
- 配管
たったのこれだけです。
用意する工具は、マイナスドライバーが1本あればOKです。
(配管を外す時に使います)
コペンL880kのエアフィルターの交換手順は以下の通りです。
- カプラーを外す
- 左右の固定フックを外す
- 配管を外す
- エアクリーナーボックスのフタを外す
- エアフィルターを取り外す
- 新しいエアフィルターをセットする
それでは順番に見ていきましょう。
1.カプラーを外す
まずはエアクリーナーのカプラーを外します。
爪があるので、押しながら引き上げると抜けます。
カプラーは邪魔になるので、画像のように避けておくと良いです。
2.左右の固定フックを外す
フックは左右2カ所あります。
それぞれ外側に開くようにすると外れます。
フェンダー側が手が入りにくいので、ケガしないように注意しましょう。
3.配管を外す
次にエアクリーナーとつながっている配管を外します。
フックを外した後、矢印の辺りにマイナスドライバーや内張り剥がしなどを差し込んでこじると簡単に外れます。
手で外すのは結構大変ですので、おすすめしません。
これでエアクリーナーボックスのフタが外せる状態になりました。
4.エアクリーナーボックスのフタを外す
後は上方向に持ち上げるとフタが外れます。
するとエアフィルターが取り外せます。
5.エアフィルターを取り外す
何も固定されていませんので、そのまま上に持ち上げてください。
右側が取り外したエアフィルターです。(左が新品)
まさかの同じエアフィルターが入っていました。
ブリッツのエアフィルターは洗浄すれば数回は使えますが、今回は新品に交換します。
6.新しいエアフィルターをセットする
ここも普通に上から入れるだけです。
後はフタをして配管を戻して固定フックで固定し、カプラーを戻せば完了です。
これだけの作業でしたら、10分くらいで終わると思います。
ブリッツの公式サイトによると、5,000kmごとに点検・清掃することが推奨されていました。
ただし水洗いは出来ませんので、汚れがひどくなったら新品に交換しましょう。
清掃はエアーで汚れを吹き飛ばすだけです。
L880kエアクリーナーボックスの穴開け加工
今回取り外したエアフィルターを見ると分かるのですが、フィルターの一部分だけが汚れています。
つまり、ここからしかエアーを吸えていないということです。
こんなに大きなエアフィルターなのに
もったいないですよね。
おそらくですが、これはメーカーが自主規制64psまで落とすためにデチューンしたものと思われます。
元々JBエンジンは馬力の出せるエンジンですから、こうでもしないと馬力が出過ぎてしまうのでしょう。
しかしこれでは、細いストローで息を吸っているのと変わりません。
そこでコペン乗りが以前から行っている定番チューンが、純正エアクリーナーボックスの穴開け加工です。
吸気する面積を増やして、よりスムーズに空気を吸い込めるようにする加工です。
用意するもの
- プラスドライバー
- マイナスドライバー
- ハンマー
- 半田コテ
- 平ヤスリ
- 棒ヤスリ
ドリルで穴を空ける方法もありますが、今回は半田コテを使った方法をご紹介します。
あとマグネットトレイがあると、外したビスを無くさないで済むので重宝しますよ!
フロントバンパーを外した方が、作業はやりやすいです。
しかし横着者の僕はバンパーを外さずに作業しましたので、今回はその方法をお伝えしますね。
だってフロントバンパー外すの面倒臭いじゃないですか。
作業手順は以下の通りです。
- ナンバーを外しフロントグリルを外す
- エアクリーナーボックスのフタを開けてエアフィルターを取り出す
- フロントバンパーのボルトを外す
- エアダクトを切り離す
- エアクリーナーボックス固定ボルトを外す
- エアクリーナーボックスに穴を開ける
- ECUのリセットをする
では順番に手順を解説しますね。
1.ナンバーを外しフロントグリルを外す
エアクリーナーボックスを外すのに邪魔になるので、ナンバープレートとフロントグリルを取り外します。
ナンバープレートはネジ2本で止まっているだけなので、プラスドライバーでサクッと外します。
グリルは画像の3カ所のクリップをプラスドライバーを使って外します。
この時、無理に引っ張って爪を折らないようにしましょう。
2.エアクリーナーボックスのフタを開けてエアフィルターを取り出す
この工程は、先ほどお通耐えしましたので割愛しますね。
同じように作業してください。
3.フロントバンパーのボルトを外す
フロントバンパーは外しませんが、作業をするのに固定ボルトをいくつか緩めておいた方がやりやすいです。
エアクリーナーボックスのすぐ横の一つ。
そしてセンターの1つ。
ナンバープレート取り付け土台の下側の一つ。
計3つのボルトを外しておきましょう。
これは後の工程をやるための準備です。
4.エアダクトを切り離す
画像のようにマイナスドライバーを差し込んで、ハンマーで叩いていきます。
何度か叩いてから、マイナスドライバーをこじるとバキっと音がしてエアダクトが外れます。
コツは、マイナスドライバーを指す場所を少しずつ変えてハンマーで叩くこと。
そうすることで全体的に緩んできて、最後に一気に剥がれていきます。
もう使わない部品ですので、心置きなくやってください。
フロントバンパーを外して作業した場合は、ここは剥がさなくても外せます。
5.エアクリーナーボックス固定ボルトを外す
エアクリーナーボックスのすぐ後ろにボルトがあります。
この1本のボルトで、エアクリーナーボックスは固定されています。
このように小さめのラチェットレンチなどを使って緩めていきます。
この時、先ほどフロントバンパーのボルトを外してあるので、少し押せば動くようになっているんです。
バンパーを少し手で押し下げながら、ボルトを外していきます。
地味に傷が付きますから、ウエスなどをバンパーに敷いてからやった方が良いですよ!
ある程度緩んだら、ボルトが落下しないように手を添えておきましょう。
これでエアクリーナーボックスが外せます。
知恵の輪みたいになかなか出てきませんが、上手く移動させながら上に引き抜いてください。
するとこのようにエアダクトが残った状態になりますので、そのまま手で引っ張り出しておいてください。
これが取り外したエアクリーナーボックスです。
像の鼻と呼ばれているエアダクトはこんな形をしています。
ノーマルだとこんな小さなダクトの幅でしか吸気できてないんですね。
6.エアクリーナーボックスに穴を開ける
穴を開ける部分は個人差があり、色んな開け方があります。
今回はオーソドックスに、赤で囲った部分に穴を開けていきます。
ドリルで開けても良いのですが、もっと簡単に開く方法があるのでそちらをご紹介します。
ドリルの代わりに半田コテを使います。
半田コテの先端についているものを外して、画像のような状態にしておきます。
このように半田コテを押しあてていると、ズボッと穴が開きます。
丁度オセロのマスのようになっているので、それに沿って開けていきます。
僕は18か所穴を開けました。
さすがにこのままでは、バリだらけなのでヤスリを使って整えます。
平らなヤスリである程度削ったら、あとは棒ヤスリを使って仕上げます。
ここはちょっと根気がいる作業になります。
これでエアクリボックスの穴開けは終わりです。
あっ、そうそう。
エアクリーナーボックスの下側の水抜きの栓もついでに外しておきましょう。
このようにフタが付いていますので、マイナスドライバーなどで持ち上げて外してしまいます。
水抜きの栓を外しただけでも、これだけ大きな穴が開きます。
仮に水が浸入したとしても、栓がなければ下に抜けるので安心です。
後は、先程の逆の手順で車両に戻します。
エアフィルターをセットし、フタをしてフックで固定してカプラーを戻します。
7.ECUのリセットをする
エアクリーナーの吸気量が変化しますので、バッテリーのマイナス端子を外して15分放置します。
そして15分後にアイドリングを15分行います。
これでECUのリセットは完了です。
見た目は何も変わりませんが、定番の0円チューンです。
あとはフロントグリルとナンバープレートを戻せば完成です。
今回参考にした方の動画です。
作業時間は約1時間くらいです。
L880kエアクリーナーボックス穴開け加工後のレビュー
穴開け加工によって吸気量が増えたことによって、以下のメリットを感じました。
デメリットとしては、若干出足が鈍くなった気がします。
だけど踏み込んでいくと気持ち良く加速するようになったので、これはやって良かったと思います。
加速するとゴワー、バシュンみたいなスポーティーサウンドが楽しめます♪
むき出しタイプと比べるとおとなしめではありますが、純正タイプでこれくらい音が楽しめるならアリだなと思います。
ただし、うちのコペンはブーストアップで0.9キロまで掛けてあります。
この感想はその状態での話です。
ですのでノーマルのままこの加工を行っても、おそらく対して効果を感じないと思います。
と言うのもECUのリセット後、ブーストコントローラーの数値がリセットされていてしばらくノーマルブースト状態だったんです。
その時は吸気音も控えめで、いまいち効果を感じなかったんです。
ブーストアップ、もしくはサブコンやフルコンなどを入れてないと、効果はそこまで感じないかなと思います。
これはみんカラなんかを見ていても、そういう意見に分かれていたんで間違いないでしょう。
まとめ:L880kのエアフィルターの交換方法!エアクリボックスの穴開け加工も
今回はL880kのエアフイルターの交換方法と、エアクリーナーボックスの穴開け加工についてまとめました。
メンテナンスのついでに加工できますので、ぜひトライしてみてください。
むき出しのエアクリーナーに抵抗がある方には、持って来いのチューンだと思います。
お金も掛かりませんし、それでいてあれだけ音が変わるんですからやらない手はありません。
くどいようですが、ノーマルだとバランス崩れるのでやらない方が良いでしょう。
ライトチューン向けですね。
L880kのお手軽チューンはメーターパネルもありますよ↓
⇒L880kのメーターパネルの取り付け方!ホワイトメーターのレビュー
夏が近づく前にエアフィルターも交換しましょう↓
⇒コペンL880のエアコンフィルターの交換!交換頻度や必要性とは?
プラグ交換もマスターすればDIYが楽しくなりますよ!
⇒コペンL880kプラグ交換の手順!必要な工具と注意点を解説します
コペンには色んな0円定番チューンがあって面白いですね。
何か分からないことがあれば、お問い合わせからご質問ください。
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