僕が購入したL880kコペンには、追加メーターが何も付いていませんでした。
せっかくのターボ車ですので、愛車の管理のためにもブースト計は欲しいところです。
ということで、僕が選んだのはデフィのRacerGage N2 60Φ 200kpaタイプです。
なぜこのモデルにしたかというと、取り付けが簡単なのと見た目が好みだからです。
作業時間:約4時間
作業難易度: (3 / 5)
付属していたホース類は今回使用しないで、4mmのシリコンホースを用意して取り付けました。
それでは、早速取り付け方をご紹介しますね。
L880kブーストメーターの取り付けに必要なもの
まずは準備する必要なものからお伝えします。
【準備するもの】
- ブーストメーター本体(配線含む)
- 内径4mmのシリコンホース
- 4mmT型ジョイント継手
- フィルター
- 外径9mmホースクランプ
- 千枚通し
- 電動ドリル
- 棒ヤスリ
- タイラップ
- プラスドライバー
- ラジオペンチ
- 配線通し
- 両面テープ(必要に応じて小さな皿ネジ)
今回は純正のホース類を切りたくなかったのとリフレッシュを兼ねて、代わりに内径4mmのシリコンホースやT型ジョイント、フィルターと外径9mmのホースクランプを用意しました。
ホースは2mで少し余ったくらいです。
1mでは足りないかも知れません。
ジョイントは付属品では径が合わないので必要です。
フィルターも1個必要です。
ホースクランプはタイラップではなく、ちゃんと買いましょう。
純正ホースを切っても構わないという方はこの辺は不要です。
千枚通しは配線を通すために使います。
棒ヤスリがあると穴の大きさを整えやすいのであると便利です。
この作業は配線通しがないと、正直キツイです。
ゴムパッキンに穴を開けたあと、防水処理をするのに使います。
それでは、準備が整ったのでまずはエンジンルームの作業からみていきましょう。
L880kブーストメータ取り付け(エンジンルーム内の作業)
画像のフィルターの付いた配線から分岐して配線を作りますので、まずは純正のホースを外してしまいます。
純正の圧力センサーとインテークマニホールドまでの配線から分岐する感じですね。
ブースト圧を測るためには、圧力センサーまで配管をつなぐ必要があります。
あとで分からなくなった時のために、外す前に写メ撮っておくと良いですよ。
ホースを止めているクランプ(銀色の金具)を、ラジオペンチでつまんで外していきます。
これがホースを外した状態です。
社外のブローオフバルブにもつながっていましたので、そちらも外しました。
外した配線がコチラ。
社外のブローオフバルブを付けていない方は、この分岐が無いはずです。
ただの1本のホースにフィルターが付いているだけです。
今回は新しくシリコンホースで同じものを作りました。
純正ホースの長さを測りながら、大体同じ長さで作成しています。
ここのフィルターは純正のものを使用します。
よくホースをタイラップで固定している方を見かけますが、エンジンルームの熱で硬化したらホース抜けの原因になります。
必ずホースクランプを使いましょう。
次に新しく作ったシリコンホースを取り付けます。
圧力センサー側にT型ジョイントを付けて、配線を分岐します。
配線が変に曲がらないように、T字の真ん中ではなく片側から分岐するようにしました。
圧力センサーユニットは、ヒューズボックスに良い感じの穴がありましたのでボルトナットで固定しました。
ちょっと距離がありましたが、ここにしました。
配管が下向きになるよう固定します。
後は先程分岐したホースにフィルターを噛ませて、圧力センサーユニットまでつなげばOKです。
ホースはそのままだとプラプラするので、純正の配管などにタイラップで固定しました。
全体はこんな感じです。
あとはセンサーユニットからメーターまでの配線を車内に通していきます。
助手席のワイパーの下側辺りにゴムパッキンがあります。
マイナスドライバーなどでこじれば外れますので、外して配線を通す穴をあけます。
千枚通しで小さな穴を空けてから、丸ヤスリで穴を広げていきます。
配線を良く見ながら、開けすぎないように注意してください。
配線からコネクターを一旦外して、ゴムパッキンに配線を通します。
コネクターが大きいので、外した方が穴が小さくて済みますよ。
コネクターは千枚通しなどの細い金属で、コネクターのピンを押さえているロックを解除すれば抜けます。
詳しくはLA400のブースト計取り付け記事で解説しています。
⇒コペンの追加メーターの取り付け方は?デフィBFのブースト計で解説
あとで戻すので、分かるように写メを撮っておきましょう。
ここまで終わったら、いよいよ車内に配線を引っ張ります。
ここで役に立つのが配線通しです。
ゴムパッキンの穴に配線通しを入れて、グローブボックス側まで出しておきます。
そして配線を配線通しに結びます。
画像では配線のコネクターを取り付けていますが、車内でも外すことになりましたので、この時点ではコネクターはまだ付けない方が良いでしょう。
準備ができたら、グローブボックス側から引いていきます。
このように、あっという間に配線を車内に引くことが出来ます。
ここを配線通しを使わず手探りでやってしまうと、配線がなかなか車内に出て来なくて時間を大幅にロスします。
配線通しは1本持っておくと
作業効率が上がりますよ!
終わったら、ゴムパッキンの穴の周りをコーキングして防水処理してください。
L880kブーストメータ取り付け(車内での配線作業)
僕のコペンは、買った時からここに穴が開いていたので、今回はここの穴から配線を通すことにしました。
メーターを取り付ける場所にもよりますが、配線を通す穴が必要になります。
状況に応じて、ドリルなどで穴を開けてください。
グローブボックス裏から手を入れてオーディオパネルを外します。
オーディオを固定している4個のネジを外して、オーディオを引っ張り出します。
オーディオの配線から、
- 常時電源
- アクセサリー電源
- イルミネーション
この3つを取り、アースを接続します。
配線赤 ⇒ 黄色の常時電源
配線白 ⇒ オレンジのイルミネーション
配線オレンジ ⇒ 赤のアクセサリー電源
配線黒 ⇒ アース線
社外オーディオの場合、常時電源とアクセサリー電源はメクラキャップがしてある予備配線を利用できます。
イルミネーションだけ配線を作って分岐させましょう。
この時先ほどエンジンルームから引き込んだ配線も、オーディオ裏まで引き込んでおきます。
そして余った配線はタイラップでまとめてオーディオ裏に押し込みます。
アースはオーディオ横で取りました。
元々アースが取ってあったので、そこに共締めします。
次にエンジンルームから引き込んだ配線を、ダッシュボード上の穴に通します。
僕はこの後もう一度コネクターを外すことになったので、まだコネクターは外したままでOKです。
2つコネクターがありますので、上手く手探りで場所を確認しながら通してください。
ここは結構時間が掛かりました。
次にメーターホルダーを取り付けます。
僕は穴位置の関係で、メーターフードの上につけることにしました。
まずは取り付けベースを位置決めして固定します。
まずは仮組みして、運転席から見て見やすい位置を探ってください。
位置が決まったら、裏側に両面テープを貼っておきます。
僕は両面テープだけだと不安だったので、ビス止めも併用しています。
穴開けたくない方は、超強力な両面テープをご用意ください。
メーター本体を取り付けて角度を調整します。
位置が決まったらコネクターをセットします。
ブルーの枠にブラック基盤のホワイト文字。
昼も夜も見やすいメーターでした。
今回はデフィのアドバンスシリーズではなく、RacerGageシリーズなので取り付けはシンプルでした。
針の動きも滑らかですし、オープニングの演出もカッコいいですよ!
何よりブースト圧がリアルタイムで数値で見れるのは、とても安心します。
たった1個のメーターですが、運転する度に見えるので費用対効果は高いですよ!
取り付け場所によっては作業内容が若干変わりますが、基本的な流れは記事の通りにやれば取り付け出来ます。
まとめ:L880kブーストメーターの取り付け!デフィRacerGageN2で解説
ショップに出すと工賃取られますので、これくらいの作業は自分でDIYでやりたいところです。
純正の配管を分岐してブースト圧を取って、車内に引き込み配線をつないでメーターを取り付ける。
内容としてはこれだけです。
ターボ車ですから、ブースト圧の管理は最低限必要だと思います。
ぜひ記事を参考に、ブースト計の取り付けにチャレンジしてみてくださいね!
【参考】
⇒L880kのメーターパネルの取り付け方!ホワイトメーターのレビュー
⇒コペンL880にミラー型ドライブレコーダーを取り付け!メリット・デメリットも
⇒コペンL880kプラグ交換の手順!必要な工具と注意点を解説します
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