ど~も、コペキチ(@copenl880silver)です。
買った時からコペンLA400の純正車高が高すぎて気になっていたんですよね。
そこで車高調に交換しました。
選んだのはHKSハイパーマックスGTです。
なぜHKSにしたかというと、GT-Rに乗ってる時もHKS製を使っていて信頼していたからです。
しかしハイパーマックスGTはすでに廃番になっているので、今ならハイパーマックスSになりますね。
Sの方がしなやかで街乗りがしやすいと評判です。
僕はヤフオクで走行1000kmほどの中古品を買いました。
お値段:税込91,780円
作業時間:約8時間
作業難易度: (4 / 5)
ただ今回は結構リア側の取り付けに苦労しましたので、作業時間は長くかかっています。
ただ取り付けだけなら2~3時間、車高の調整までやると結構時間掛かりますね。
それでは早速、取り付けに必要なものからお伝えします。
コペンLA400の車高調の取り付けに必要なもの
まずは取り付けに必要な道具を揃えていきましょう。
- プラスドライバー
- クリップ外し
- タイヤ止め
- ラダースロープ
- フロアジャッキ
- ウマ
- トルクレンチ
- 17㎜ソケット
- 21㎜ソケット
- 5㎜ヘックスレンチ
- メジャー
- 軍手
ウマは低床タイプがおすすめです。
トルクレンチも必須ですね。
では、準備が整ったので作業に入っていきましょう。
コペンLA400の車高調の取り付け手順
今回はフロントを自宅で取り付け、リアはレンタルガレージで取り付けました。
簡単に手順を書いておきますね。
- 車両をジャッキアップする
- タイヤを外す
- 古いサスとショックを外す
- 新しいサスとショックを取り付ける
- タイヤを付ける
- ジャッキダウン
今回取り付ける場所を変えた理由は、自宅でリア側をジャッキアップしていたら車が前に動いてしまい、ウマが掛けられなかったからです。
何度かトライしましたが、
ジャッキを上げると車が動くんですよ。
どうやら路面の状態が良くなかったようで、フロントタイヤが滑ってしまっていたようです。
これは危ないと思い、作業を中断しレンタルガレージを探しました。
今だから言えますが、最初からレンタルガレージで作業すれば良かったと後悔しています。
理由はジャッキアップが圧倒的に楽ですし、何より安全だからです。
静岡近辺だったらここがおすすめです↓
⇒レンタルガレージ静岡のEvolutionPITとは?料金や工具を調査
これから車高調を取り付けようと思っている方は、お近くのレンタルガレージ(ピット)で検索して探してみて下さいね。
手順解説では、フロント側とリア側に分けて解説しますね。
- フロント側の車高調の交換
- リア側の車高調の交換
それでは順番に見ていきましょう。
1.コペンLA400のフロント側の車高調の交換
正直、コペンLA400のフロント側の車高調交換は楽です。
理由はサスとショックが一体式だから。
今ついているものを外して付け替えるだけですので、初めての方でもそう迷わないと思います。
まずはコチラの記事を参考に車をジャッキアップして下さい。
⇒コペンのジャッキアップポイントはどこ?ガレージジャッキで上げる方法
1.ABS配線の固定を外す
ジャッキアップしてタイヤを外したら、作業を始めます。
まずABSなどの配線を固定しているボルトを外します。
こちらは10mmのソケットレンチで外します。
2.ブレーキホース固定ボルトを外す
次にブレーキホースを固定しているボルトを取り外します。
12mmのソケットレンチで外します。
ボルトを外せば簡単に外れます。
3.スタビライザーリンクを外す
次にスタビライザーリンクを外します。
中央のネジを5㎜のヘックス(六角)レンチで押さえておいて、14mmのメガネレンチで左回しでゆっくり緩めていきます。
ケガをしないように注意して下さい。
ナットが外れたら、後ろ側に引き抜くとスタビリンクが外れます。
4.センサー用配線固定クランプを外す
次にストラットの後ろ側にセンサー用の配線を固定するクランプがありますので、クリップ外しを使って外します。
ここまでくれば、後はナックル部を止めているボルトを2本外して、ストラットアッパー部のボルトを外すだけです。
5.純正サスを取り外す
まずはナックルの上側のボルトから外します。
17mmのメガネでナット押さえつつ、ボルトを17mmのソケットレンチで緩めていきます。
ここではまだ完全には抜きません。
同じ要領で下側を緩めて外します。
ここで下側のボルトは完全に抜いてしまいます。
その後上側のボルトを抜いてあげると、ストラットが完全にフリーになります。
この時は手でナックルを支えながら作業して下さい。
続いてストラットアッパー部の12mmのナットを緩めます。
この時完全にナットを外してしまうと、ストラットが落下してしまうため残しておきます。
あとは片手でストラットを持っておいて、緩めたナットを片手で外します。
配線などを上手くかわしながら下に引き抜いて下さい。
外れたら反対側も同じ要領で外します。
これが取り外した純正サスです。
6.車高調を取り付ける
ご覧のように車高調は純正品より全長が短いです。
取り付けは取り外しの逆の手順で取り付けていきます。
まずストラットアッパー部の裏側から車高調の2本のボルトを穴に通し、ナット2個を締め付けトルク(26.5±5.3N·m)で本締めして固定します。
次にナックルの穴を合わせていきますが、結構重いので大変です。
そこでガレージジャッキを使って下から持ち上げます。
こうすることで楽に穴位置を合わせることが出来ますし、安全に作業が出来ます。
ガレージジャッキが無ければ車載ジャッキでも構いません。
ナット部分をスパナで押さえつつ、上下2本のボルトを締め付けトルク(95.7±12.2N·m)で締め込みます。
次にスタビライザーリンクを、締め付けトルク(40.2±8.0N·m)で取り付けます。
ブレーキホースは、締め付けトルク(20.6±3.9N·m)で締め付け、ABS配線は同梱のボルトを使用し締め付けトルク(8.4±1.4N·m)で取り付けます。
先ほど外した配線用のクランプも取り付けます。
付くようにしか付かないので、
迷うことは無いと思います。
これを左右同じように行えば、フロント側の車高調交換は終了です。
2.コペンLA400リア側の車高調交換
冒頭でも言いましたが僕は自宅の環境から、リアの取り付けはレンタルガレージで行いました。
車体が上がってしまえば、交換自体は比較的簡単です。
ガレージジャッキで行う場合は、しっかりウマをかけて固定しておいて下さい。
では作業に入ります。
1.純正ショックアブソーバーを外す
コペンのリアは、このようにサスペンションとショックアブソーバーが別になっています。
これはトーションビーム方式と呼ばれています。
僕はこのタイプが初めてだったんで、車高調整で苦戦しました。
思った通りに、
車高が変化しなかったんですよ。
まずはアクスルビームにジャッキをかけます。
これはショックアブソーバーを外すとリアアクスルが落ちてくるのを防ぐためです。
17mmのメガネをかけて、ソケットレンチを使ってショックアブソーバー下部のボルトを外します。
結構固いのと、姿勢的に作業しにくいのでケガをしないよう注意して下さい。
次にトランクを開けて、左右の黒いカバーを外しモンキーレンチで中心を抑えながら、17mmのスパナを使ってナットを取り外します。
ナットが外れたら皿を引き抜いて外します。
下側を片手で支えておいて、ショックを引き抜きます。
これを反対側も同じように行います。
2.純正サスを外す
左右両方のショックが外れたら、後はアクスルビームにかけておいたジャッキを下げてサスを外します。
これで純正のサスとショックが外れましたので、逆の手順で車高調を入れていきます。
このように純正と比べると、サス自体の長さが短いです。
3.車高調のサスを取り付ける
HKSの車高調にはライドハイドアジャスターASSYという部品が付属されていますので、サスをはめて取り付けます。
この時、純正のスプリングロアシートはそのまま使います。
これは裏側から見たものですが、2本の突起が見えると思います。
車体側にこのように穴が空いていますので、この穴に合わせてスプリングロアシートを取り付けて下さい。
このライドハイドアジャスターと、ショックアブソーバーの両方で車高を調整します。
縮めると車高が下がり、伸ばすと車高が高くなります。
4.車高調のショックアブソーバーを取り付ける
これが外した純正ショックと、これから取り付けるHKSのショックアブソーバーの比較です。
シャフトの径が違いますので、このままでは取り付け出来ません。
そこで純正のサスペンションアッパーを付属のカラーに差し替えます。
純正のプレートもそのまま使います。
車体の下側からショックアブソーバーを差し込み、締め付けトルク(29N·m)で本締めします。
そしてショックアブソーバーの、ロア取り付けボルトを差し込みナットで仮止めします。
この時ロアアームを、ジャッキで持ち上げてあげないと穴位置が合いません。
横から見ながら、ジャッキで穴位置を調整してボルトを差し込んで下さい。
ここまで終わったら、タイヤを付けてジャッキダウンします。
その状態で先程仮止めしていたロア取り付けボルトを、締め付けトルク(79.0±14.6N·m)で本締めします。
これを1G締めと言います。
要はタイヤが設置した状態で締め込まないと、ロアのブッシュがねじれた状態で取り付けることになってしまいます。
そのため1G締めが必要なんですね。
これで車高調の取り付けは終了です。
あとはアライメントを取り直せばOKです!
費用的には2万円前後というショップが多いです。
■ビフォー
■アフター
ちょっと角度は違いますが、
車高が下がったのが
お分かりいただけるかと思います。
車高の調整方法につきましては、また別の記事でご紹介しますのでしばらくお待ちくださいね。
2023年11月14日追記
その後車検のために横浜の岩崎兄弟商会さんで車高を変更してもらいました。
その様子はコチラの記事をどうぞ↓
⇒横浜の岩崎兄弟商会さんへ行ってきました!車検準備で下周りをスッキリ
リアの底づきが無くなって、とても乗りやすくなりましたよ!
まとめ
今回は、コペンLA400ローブにHKSハイパーMAXGTを取り付けました。
乗り心地は減衰力を最弱にしておけばまぁまぁですが、減衰力を上げていくと街乗りではちょっと跳ねます。
特にリア側が底付きするのが気になります。
リアの車高をもう少し上げて上げると、また違ってくるかもしれません。
ショップに取り付け頼むと、工賃は1本1万円くらい掛かります。
ぜひ参考にしながら取り付けにチャレンジしてみて下さいね!
織戸さんの感度MAXのレビューはコチラ↓
⇒感度MAXのコペン用徹底レビュー!社外ECU交換車にも使えるの?
車高調入れるならタワーバーも欲しいところ↓
⇒コペンLA400タワーバーの取り付け!ボディー剛性がアップしたよ
コペンは自分でいじると愛着が増しますよ(^^♪
それでは良いコペンライフを!
コメント