ど~も、コペキチ(@copenl880silver)です。
あなたのコペン、段差を越えた時に「ミシッ」って嫌な音しませんか?
僕のL880も、高速道路のつなぎ目とか公道の悪路を走った時「ギシッ」って鳴ってたんです。
足回りがヘタっているのかな?
そう思っていました。
元々L880って、走行中色んな音がするでしょ?(笑)
だけどやっぱり「ミシッ」「ギシッ」って音は、走る楽しさを奪ってしまいます。
そこで、近所の中古車屋さんで診てもらったんですよ。
そしたら「スタビブッシュ換えたら直るよ!」とアドバイス頂いたんです。
コペンのスタビライザーは、テンションロッドと一体式になっているので、ブッシュへの負荷が大きいそうです。
普通はスタビライザーとテンションロッドは別になってますからね。
それが一緒になっていると、上下方向にプラス前後方向の力が加わりますから負担が大きいです。
そりゃ傷みますよ。
そこで、今回はL880のスタビライザーブッシュの交換方法をお伝えしようと思います。
作業時間:約3時間
作業難易度: (3 / 5)
作業時間はジャッキアップに慣れてるかどうかで変わってきます。
それでは早速、取り付けに必要なものからお伝えします。
L880のスタビライザーブッシュの交換に必要なもの
まずは取り付けに必要な道具を揃えていきましょう。
- スタビライザーSラバー×2個
- フロントスタビライザーブッシュ アウタ ×2個
- フロントスタビライザーブッシュ アウタ ×2個
- カースロープ
- タイヤ止め
- フロアジャッキ
- ウマ( リジットラック )
- 21ミリソケット
- 17mmソケット
- 14mmソケット
- トルクレンチ
- ラバープロタクタント
- CRC556
- パーツクリーナー
- 軍手
出来るだけ平らな場所で作業しましょうね。
カースロープがあるとジャッキアップが楽になりますよ!
ウマも必須です。
ジャッキアップが苦手な方は得意な方に手伝ってもらうか、ディーラーや整備工場にお任せした方が安全です。
部品の品番は以下の通りです。
- スタビライザーSラバー:48815-97211
- フロントスタビライザーブッシュ アウタ:48674-97202
- フロントスタビライザーブッシュ アウタ:48674-97203
金額は全て購入して税込6,116円でした。( 2020年12月当時 )
部品に関しては、ディーラーで注文するか、モノタロウで注文するかになります。
僕はモノタロウで
購入しました。
モノタロウは個人でも登録が可能で、車の部品も購入出来るので何気に便利です。
昔は個人でもダイハツ部品で部品が買えたのですが、今は売ってくれません。
では、準備が整ったので作業に入っていきましょう。
L880のスタビライザーブッシュの交換方法
では、L880のスタビライザーブッシュの交換方法を確認します。
- フロントをジャッキアップしてウマを掛ける
- スタビライザーを取り外す
- 古いブッシュを外して新しいブッシュに交換する
- スタビライザーを取り付ける
それでは順番に見ていきましょう。
1.フロントをジャッキアップしてウマを掛ける
まずはフロントをジャッキアップするのに、カースロープがあった方が上げやすいので前輪の前にセットしてゆっくり前進してフロントタイヤを乗せます。
あまり勢いよく前進すると、カースロープを乗り越えてしまう恐れがあるのでゆっくり作業しましょうね。
カースロープに乗せたら、サイドブレーキを掛けて念のためリアタイヤの後ろにタイヤ止めをセットしておきます。
サイドブレーキが利いてるので動くことはないですが、万が一に備えてタイヤ止めを置いておきます。
ここで21㎜ソケットを使って、ホイールナットを少しだけ緩めておきます。
もちろん十字レンチでもOKです!
L880のフロントのジャッキアップポイントはこのでっぱりになります。
ここにジャッキを当てて、ゆっくり上げていきます。
フロントタイヤが浮いたらウマを2カ所かけます。
僕はフロントのけん引フックにかけました。
でもスタビライザーは前から抜きますので、本来のジャッキアップポイントに掛けた方が作業しやすいと思いますので、これから作業する方はジャッキアップポイントに掛けましょうね。
あとはタイヤを外して車の下に置いておきます。
ジャッキアップに関しては、こちらの記事で詳しく解説しています。
⇒コペンのジャッキアップポイントはどこ?ガレージジャッキで上げる方法
2.スタビライザーを取り外す
まずはロアアームについているスタビライザーの17mmのナットを外します。
ワッシャーが付いているので、向きを覚えておきましょう。
左右共にナットを外します。
これが結構固いので、柄の長いレンチがないと厳しいと思います。
どうしても緩まない時は、CRC556などを吹き付けてみると良いです。
ナットが外れたら外側のゴムブッシュが取り外せます。
このように順番がありますので、戻す時に分かるように置いておきましょう。
ご覧のように、ひび割れしてました。
新品と比べると劣化具合は一目瞭然ですね。
同じ部品とは思えないくらい固くて潰れてました。
次にスタビライザーの前側の固定金具を2つ外します。
14mmのボルト2本で固定されていますので外してしまいます。
ただしここを外してしまうとスタビライザーが落下してくるので、下からジャッキで支えておいて下さい。
金具を外すと、こんな感じです。
中のSラバーが劣化しているのが分かります。
こういったゴム部品が劣化してくると異音の原因になるので、定期的な交換が必要になります。
2つの金具を外したらゆっくりジャッキを下げていきます。
後は前方向に引き抜きながら、スタビライザーを取り外します。
これがスタビライザーが外れた状態です。
結構重いので、作業する時は注意して下さいね!
3.古いブッシュを外して新しいブッシュに交換する
スタビライザーについているブッシュを取り外していきます。
やはり新品と比べるとひび割れや劣化が見られました。
これじゃ異音がするわけですよ。
新しいものに交換しました。
この時金属部分に、ラバープロテクタントを吹いてから取り付けました。
Sラバーの方も外します。
これは切れ込みがあって挟んで取り付けてあるだけなので、開いてやると簡単に取れます。
取り外したらパーツクリーナーで清掃しておきます。
Sラバーの新旧比較ですが、形こそあまり変わらないですが古いのは固くなってましたね。
ここも清掃してからラバープロテクタントを吹き付けて新品に交換しました。
4.スタビライザーを取り付ける
ブッシュを交換し終わったスタビライザーを、逆の手順で取り付けていきます。
まずはロアアーム側の方から取り付けて、その後スタビライザーの前側をジャッキで上げながら取り付け金具を締め込みました。
このロアアームの穴に差し込んで、外側にもブッシュを取り付けて締め込みます。
ブッシュが厚くなってますが、締め込んでいくと同じくらいの厚さになります。
締め付けトルクは102.0±9.8N。
この時1G締め付けしたいのですが、僕は面倒だったのでジャッキでロアアームを持ち上げた状態で締め込みました。
Sラバーの取り付け金具の締め付けトルクは、83.4±9.8Nです。
後はタイヤを取り付けてジャッキダウンすれば完成です。
これであの「ギコッ」とか「ギシッ」という音は無くなりました。
その後2年ほど経ちますが、異音はありません。
まとめ
今回は、L880のスタビライザーブッシュの交換を行いました。
ディーラーに取り付け頼むと、工賃は結構掛かるかと思います。
スタビライザーは想像より重たいですので、ケガだけはしないように作業して下さいね。
特にジャッキアップ作業の場合、下手したらケガでは済まないケースもありますので、自信が無い方はお店にお願いしましょう。
異音とおさらばして、快適なコペンライフを送りましょう!
作業したついでに、タイヤの空気圧もチェックしておくと安心です。
⇒コペンL880のタイヤの空気圧調整の仕方は?家で簡単に出来るよ!
ルーフの開閉が遅いと感じたら、わだちさんに電話しましょう。
⇒千葉のわだちさんでリビルト油圧ポンプ交換!感動の開閉スピードへ
L880は古い車ですので、ゴム部品に限らず劣化が進んでいます。
少しでもおかしいなって思ったら、早目に原因を探って部品交換や修理を行いましょう。
そうすることで、より長く楽しめるようになります。
出来ることは自分で、出来ないことはディーラーや整備工場にお任せするのがおすすめです。
自分で作業すると、愛着が増しますよ!
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